4/8(金)に岐阜の間島支部にて 初の派遣講師講習会が開かれました。
宇佐美先生方のたっての希望で 東京から辰野礼子先生をお招きしました。前日入りされて 間島支部では温かいお迎えパーティなども企画されていました。アタシは残念ながらそれには参加できませんでしたが、間島支部のみなさんにとって貴重な時間となったことでしょう
宇佐美先生はもう3年以上支部を越えてのお付き合いをさせていただいてますが 母子のテルミーの良さを伝えていらっしゃる先生で 母世代ですがお友達のようでもありテルミーの師匠としても尊敬している先生です
その宇佐美先生が尊敬する 辰野先生は祖母世代。周りを温かく包み込んでくれる穏やかなオーラを持っていらっしゃいます
アタシは2度目の対面です。
お話は穏やかですが テルミーさばきは本当に瞬きするのを忘れるほどの鮮やかさ!
80歳とは思えないほど しゃんとしてらして とてもカッコイイんです。
そんな先生のテルミーをアタシの仲間にも教えたくて 今回は名古屋からも何人か連れて参加させていただきました 参加できなかった方にざっとまとめておきますので参考に。詳しくはまた聞いてくださいね。

『体質改善』アトピー、リウマチ、甲状腺…それには時間がかかります。でもテルミーは好きな時に自分でもできる。テルミーは治すのではなく自己治癒力を高めるお手伝いをするんです。
『冷温器とスコープの使い分けを』局所(痛い部位)にはスコープで。器械的刺激は×。虫刺されには患部に点擦。
『基本に忠実に』テルミーの一番の欠点はやりすぎ。その方の体力に合わせてかけるので ガンや糖尿病の方にいきなり全身かけるのは負担になるので少しずつ増やしていく。気持ちのいいテルミーを
赤ちゃんには冷温器一本で。(軟骨はとても赤外線を通します)かけすぎになりやすいので必ず一本。
『止血』自律神経が関わる所。交感神経→血管を締める
副交換神経→血管を緩める
上半身の止血にはC7(首を下にした時にいちばん出る骨)を点擦刺激☆ちなみに昨夜ひばりがたまたま鼻血を出して止血するのに実証しました
今日発症したものは今日治療
明日になると治癒に倍の時間がかかるのです。 早期治療ができるのはテルミーが家庭にあるおかげ。
膝の痛み→水は抜いてはいけない。急所をテルミーであぶると(膝の真裏で)吸収して尿から排出します。
筋無力症(下垂まぶた)→足首の前側を刺激 足三里も。
ぜんそく→C4、6を。吐く息をケアします。食べ過ぎ(甘いもの、冷たいもの)はダメ。寝る前の食事も控えましょう。下痢で空っぽになると治っていきます
腕には 首上の急所がある。内側は軽摩擦で。 肘外側は利尿に効果的(意外でした
)外関、内関(ツボ)が大切。
喉の窪みは痰切りに効果的
脇、鼠径部は赤外線を通しやすいので 軽く
足の長さの違い→伸びた方を縮めてはいけません。左右太ももの下(膝辺り)の緊張をみましょう
血圧高めの人は必ず足からかけましょう(高い人は足首がまわりません)
狭心症→左腕(小指側)心臓に向かって一方へ。往復しないように。身柱、命門(ツボ)に。
頭部は往復してかけない。(写真参照)
子宮筋腫(婦人科系)はかかとに。
腰痛は骨盤、仙腸関節、尾てい骨(←血圧調節にも)
不眠、鬱、耳鳴り、平衡感覚には後頭部から手ぬぐいをかけて 耳にスコープ(写真参照)
脳梗塞→舌下の筋にテルミーすると言葉が出るようになります。
食欲のないときは舌上にテルミーを。
解熱→スコープ五本で足の裏の真ん中上の窪み(湧泉)と 手の小指の付け根に冷温器で。胸に汗が出てきます。
肝機能を高めるには おへそに冷温器二本(慣れていれば裸火)で空間法
実技を交えての 辰野先生のお話はメモを取るのに必死でした。あまりに鮮やかで書くのを忘れてしまいそうなんです。
最後に印象に残ったのは 『親からいただいた身体ですから最後まで大切に使いたい、そのためにテルミーをして身体のメンテナンスをしているんです』 という言葉です。
自分の身体を大切にすること。
食べるもの ストレス 嗜好などいろんな生活環境の中 なにかできちんとケアしていないと 歪みが出てきますからね。アタシたちには テルミーがあります。無駄にしないよう コツコツかけることで 自分のケアをしっかりしていきたいですね。
80歳になられても お元気な辰野先生からパワーをもらった有意義な時間でした
辰野先生の講習会 |
04.11 2011年 |
生きる |
04.05 2011年 |
東日本大震災で自分の価値観が大きく変わってしまった人も多いだろう。私たちは今をどう生きるべきなのか。作家、僧侶の瀬戸内寂聴氏(89)が説法する。
* * *
あのような自然の威力の前で、人間はいかに無力なのでしょう。
家族は手を握っていても、その手を離さざるを得なかったでしょう。離して生き残った人は、それはつらいでしょう。目の前で家が潰れたり、肉親を失ったりする悲しみや絶望は、体験していない者には決して分かりません。
それでも―─と私は思うんです。その哀しみや狼狽やつらさも、いつまでも続かない。この世のことはすべて生々流転、移り変わるのです。
私は今年の正月で数えの90歳ですから、もう卒寿です。90年間生きてきて、いろんな目に遭ってきましたし、いろんなことを見てきました。
子供の頃から日本が戦争をしていたので、物心付いたときから「非常時」という言葉を耳にタコができるくらい聞かされてきました。私たちにとって、「非常時」が日常でした。
厳しい時代だったけれど、それでも嫌なことより楽しい思い出の方が記憶に残っているのは、私が子供だったからでしょう。
大人になってさらに戦争がやってきた。私は中国の北京で終戦を迎えました。恐怖と心細さの中で命からがら日本へ引き揚げると、日本は焼け野原。郷里の徳島も空襲で、母親は防空壕で焼け死んでいました。
どん底とは、まさにこのことだと思いました。だけど、そのつらさを忘れないで、人間はやっぱり生きていくしかないんです。
「無常」という言葉があります。仏教で「無常」と言えば、人間が死ぬことを意味するでしょ。でも、私はそれだけじゃないと思っています。「無常」とは読んで字の通り、常ならずということ。同じ状態が人生で続くことはあり得ない。
90年間を生きてきてつくづく思います。人生には良いことも悪いことも連れだってやってくるんですね。
そして良いことばかりが続くことはなく、同じように悪い状態が永久に続くこともないんです。どん底の場所に落ちても、人は無常を思い、忍辱(辛抱する)を貫き通すしか術がないんです。
家を失い、肉親が死に、一人ぼっちになった人たちの哀しみは計り知れません。でも、いま以上に不幸になることはあり得ない。もうこれ以上の困難は起こらないのだと、私たちは上向きになるしかないのです。そのことを信じる。どんなに雨が降り続いても、必ずやってくる晴れの日をじっと待つのです。
必ずそれは終わります。あるとき気付けば、暗い運命にも光は射し始めるんですよ。
* * *
mixiでお友達のページから転記させていただきました。すごく心に沁みました。
mixiからの転記 |
03.15 2011年 |
被災地のために今できること “ボランティア難民”にならないために
各メディアを通じて伝えられる被災地の被害状況に、さまざまな被災地支援の動きが広がっています。なかには、「少しでも力になりたい」とボランティアのために被災地へ行こうとしたり支援物資の送付を考える人も少なくないようですが、やみくもな行動はかえって現地を混乱させることにもなりかねません。大切なのは「自分が今、あの被災地にいたら何をしてほしいか」を冷静に考えること。被災地支援を行ううえで、気をつけておきたいことをまとめてみました。
・被災地ボランティアに行く前に
「一人でも多くの人を助けたい」「現地で炊き出しを手伝いたい」などとアツい気持ちを持つのはいいのですが、被災地ボランティアの経験や医療やカウンセリングなどの技能もなく被災地に行っても、かえって現場を混乱させてしまいます。また、今もなお余震や津波が続く被災地に単独行動で乗り込むのは非常に危険。やみくもに現地入りして“ボランティア難民”にならないために、ボランティア支援団体などが発表する情報を確認してから行動するようにしましょう。
・被災地に支援物資を直接送らない
水や食料、毛布、衣服、おむつ……被災地ではさまざまな物資が不足しています。「うちに余っているものを送れば役に立つかも!」と思う人たちもいるでしょう。でも、少し立ち止まって想像してください。何が入っているのかわからない段ボールが山のように届いたら、箱を開けて中身を分類するだけでも大変な作業になってしまいます。実際に過去の大震災の時には、市職員の方などが支援物資の整理のために徹夜をしたり、食品などが腐って廃棄せざるをえなくなることもあったそうです。
支援物資を送る時には、必ずしかるべき機関を通すようにし、「現地に直接送らない」「生モノは送らない」「洋服(女物)など内容を分ける」「箱に内容を書いておく」ことを最低限守りましょう。また、衣服や毛布などを汚れたままで送るのは絶対にやめてください。現地の人に必要なもの、役に立つものを確かめてから行動するようにしたいものです。
・募金活動をして義援金送るには
必要なときに必要なものに使えるお金は、被災地にとってとても重要な支援のかたち。また、今回のような大規模災害は、復興にとても長い時間がかかることが予想され、復興には想像を絶する資金が必要になります。ちなみに、阪神淡路大震災時の被害総額は10兆円と言われており、日本の国家予算(約85兆円)の約8分の1程度にものぼりました。
すでに各企業や団体、そして街角での募金活動などがはじまっていますが、募金先に悩むなら日本赤十字社に送るのが良いでしょう。郵便局で「東北地方太平洋沖地震のために、日本赤十字社に募金をしたいです」と言えば、専用の振込用紙(手数料は無料)をもらえます。また、街頭募金をしたい人は、NPO法人『Brain Humanity』のブログで公開されている『街頭募金マニュアル』が参考になりそうです。
・復興には長い時間がかかることを忘れない
被災地の復興には、非常に長い時間がかかります。支援が必要なのは今だけでないことを忘れないことは、おそらく何よりも大切なことです。できるときにできることを、そして必要とされている支援を提供することを、冷静に考えて一人ひとりが取り組むことが大きな力になるはずです。被災地から遠く離れて、無力感にさいなまれるよりも、一か月後、一年後にも被災地への支援を続けていきましょう。

