『三人目は作らないの?』
ってよく聞かれていました
漠然ともう一人産んでみたいとは思っていましたが、経済的や物理的にムリだなーとも思っていました。
3歳過ぎて双子も保育園へ通い アタシは仕事も勉強もテニス
も遊びも それぞれ楽しみ充実した毎日
全てのバランスがうまく回っている時は 心にも余裕がうまれます。 自分以外の人に手助けできたり 目も心も配れます
アタシは器用な方だと思っています。てきぱき動けるし、だいたいのことは何とかやれちゃう。
家事、育児、仕事、余暇を自分のペースで完璧じゃないけど、まぁるくやっているのでストレスもたまらない。
今の自分は心地いい
カラダ=ココロ。 繋がっているんですよね。家族の健康もここを大切にサポートしていたいと意識しています。
今夏 以前双子を授けていただいた 群馬県の『セキールレディスクリニック』
から一通の封書
が届きました。
凍結精子の保存期間が切れるので 延長するかどうかの書類でした。
まだ 赤ちゃんになれる可能性のある子がいる
そう思ったら 三人目を本気で考える自分がいました。。。
ただ 莫大なお金がかかる
こども達もいる
群馬は遠すぎる
自分だけでは決められない、、、
久しぶりに『観音力カード』をひきました
『準備ができました。タイミングがピッタリ合っています。未来へ向かってGo!Go!Go!』
わおー。
その夜 主人に相談。
相談と言うよりも アタシの心は決まっていたので 懇願に近いものでしたが・・・
決めてから話す、そんなアタシをわかっているだけに主人は 一回だけ
という条件でOKを出しました。
節約家な主人からしたら 一気に莫大な出費
をすることも不安だし 双子のように産まれる赤ちゃんを愛せるか 自信がない…とも言っていました。
反対にアタシは ここで新しい命
が来てくれたら 家族がまた強く繋がるような気がしていました。
反抗期に入ったひばりにとっても 主人に甘えられないアタシ自身にも。あれ?問題なのは高橋家の女達か…(笑)
そんなに自由にしてるのに なんでまた子育て?とも言われました
テニス
も遊び
も また子育てが一段落すればできること。ただこどもを産むのには もう限りがある。。。育児は アタシにとって貴重な学びです。思い通りにならないし 自分を抑え 相手に委ねる、ココロの時間だと思っています。
もちろん 6歳になった双子たちにも 日頃から学ばせてもらってますが…
いろんな赤ちゃんとも関わる仕事をさせていただいてる中 やっぱり赤ちゃんってスゴいな と感じています
そんな赤ちゃんが わが家を選んで来てくれるように アタシ自身のカラダとココロの状態を整え 新たに 体外受精のチャレンジを開始しました
近くにも 評判のいい先生がいらっしゃいますが 凍結精子が保存されていること、関先生に絶大な信頼をおいていることで また群馬県高崎駅前のセキールレディスクリニックに決めました
こどもの保育園のお迎えを頼まなければならないので 両親にも協力をお願いしたら 快く受けてくれました
ホントに感謝です
両親はまた双子
だったりしてね~なんて。さすがアタシの両親です(笑) アタシも関先生に『また双子でも大丈夫ですけどね』って話して 『そういう余裕のある人のところに行くんだねぇ』と言われてましたから
ただ7年前と違うのは アタシのカラダ。テルミーをしてるからといっても子宮や卵巣の状態は さすがにわかりません
年々劣化すると言われる卵子。。。どうなっているのでしょう…
自分自身は7年前より健康だし体力もあると自負してますが。。
まずは生理周期から 卵胞刺激ホルモンの注射と細胞を活性化させる薬の服用が始まりました。
月に一個排卵される卵子をホルモン注射で刺激していくつも育てます
数日後の内診で先生が『前より育ちがいいねぇ、ホントに若返ってる?』と言われるくらい卵子の状態がよかったのです
テルミー!と思わずニンマリ。
往復新幹線
を使って 高崎駅に通うのも なんだか楽しい。
お金はかかるけど すごくいいお金の使い方をしているような。
高崎駅は7年前と違って 素晴らしい駅ビル
になり 始めは軽く迷子になるくらいでした。
セキール
は相変わらず赤ちゃん待ちの方でいっぱいです。予約時間も軽く過ぎる二時間半後にやっと 呼ばれるような感じ
7年前は この待ち時間が苦痛
でしたが 今は気持ちに余裕があるのでしょうね、
駅ビルを散策したり 本
を読んだり こういう時間もムダにしないように 楽しんで通っていました。
そんな時に読んだのが コレ
和歌山で有名なおばあちゃん助産師さんの思いが詰まったあったかぁい内容です
まもなく初産を迎える妹にも読んでもらいたくて渡しました
採卵前からは1週間毎日注射に通わなくてはなりません
排卵を抑える注射⇒採卵⇒顕微授精⇒胚(受精卵)移植 で一先ず治療が完了します。
毎日通うには金銭的にも大変。。。
7年前同様 群馬県桐生市に住む友人Jちゃん
宅に居候させてもらうことになりました。
なんてありがたいお話でしょう
Jちゃんは 先日入籍したばかりの新婚ホヤホヤさん
これまた いい『気』を受けれる環境です。
穏やかなダンナ様が自転車を借してくれて 駅まで自由に動けるようにしてくれました
ホントに助かりました
まるで 自分の家のように安らげるし 、居心地がよくて 朝食を作り二人を見送り 掃除や洗濯をして 空いた時間にWOWOWでテニス観戦
早めにお買い物して夕食の準備
自転車でちょっと遠出して カフェ巡りしたり(
京甘味の祇園でぜんざいをいただきました
) なかなか名古屋にいたらできないような毎日!
彼女が群馬にいてくれなかったら 今回のチャレンジはなかったかも…
ホントに気が知れていて 、今回のチャレンジがあって数年ぶりの再会だったけどなんだか来るべくして来たような感覚
5月あたりに結婚式
を予定しているそうなので赤ちゃんが 授かったら大きなお腹でお祝いにかけつけるわっ!
ところで名古屋の自宅の方
はと言うと、、、朝は主人とこども達で協力しあって朝食、片付け、登園。
夕方は母が保育園へお迎えに行き、夕飯を食べさせお風呂の準備をして ひばりと大地で入浴。主人が帰宅したら交代…という流れで バランスよく助け合ってくれていました
全てを実家に頼らなかったのは 両親の負担を減らすだけではなくて、 ママがいない生活でこども達と身体にハンデがある主人とが助け合いながら 家族の絆をより深めて欲しかったのもあるのです。
父親にハンデがあるからこそ、こども達は父と助け合わなければならない。与えられるだけでなく、自立と自信を養ってほしかったんです。
新しい命が授かったら この先も何があるかわからない。
母子が健康であるかもわからない。
今回は 高橋家にとっても いろんなチャレンジの時だと感じていました
だから なんだか安心して 群馬の生活も満喫できていたんだと思います。
病院
の方ですが 卵胞の発育がすこぶるよろしくて 予定より早くに採卵が決まりました
モニターで確認しても12個くらいはありそう。ちょうどいい数です。排卵の感覚がわかるアタシは とどまっている卵を早く出したくて仕方ない…パンパンな感じがします
採卵前々日の夜
22時に今度は育った卵を排卵させるための注射をします。36時間後に卵たちが一斉に動き出すように計算されているんです。スゴすぎる。。また薬を使用しているために染色体異常を起こさないための注射も。
医療の最先端を体感しておりました
採卵当日は
7時半に病院入りします。オペと同じ扱いですから 局部麻酔と眠くなる軽い麻酔を使用します。
結局卵子数が17個と多いので採卵時間も必然的に長くなります
運よくその日はアタシだけだったので早くに採卵開始。朝早かったのと麻酔で爆睡でした(笑)若干、卵巣辺りが腫れたような痛みもあり、二時間ほど休んで そのまま一時名古屋に戻りました
途中一度だけ吐き気がありましたがすぐに復活。麻酔の影響でしょうか??
久しぶりに再会したこども達にはなんだか成長を感じました
それでもガマンしてる部分もたくさんあるのでいっぱいいっぱいぎゅーっ
としてあげました。
朝ごはんも『パンばっかりで飽きた』と言うので翌朝じゃこおにぎり
とひじきおにぎりに卵焼きを出して。あと少しだからがんばってね!ママもがんばってくるね!
保育園ではお友達に『うちのママね、遠くまで赤ちゃんを作りにいってるんだよ、できるかわかんないけどねっ』なんて。ちゃんとわかってるな~
知らない人が聞いたらびっくりですけど!!
午前中お客さんにテルミーをかけさせていただいて 午後からまた群馬に戻り
受診。卵巣の腫れもこれくらいなら大丈夫
って先生に言われ一安心。
受精卵は順調でしたが 明日胚移植するかどうかは 朝
10時に電話をして確認してくださいとのこと。
え~今決まらないのぉ?ドキドキの延長戦。。。
んんーこのサイクルで戻したい。
来月って来年だしな…
年をまたぐのがなんとなくイヤで今年中に終わらせたかったので 祈る想いでした。
また Jちゃん宅に帰り お風呂
が済んだらテルミーでご奉仕。ホントにありがとう!の感謝を込めて
なんだか寂しくなったりして。。。
翌朝二人を見送り お世話になった家を掃除し、洗濯して 夕飯に得意のドライカレーなどを用意して
10時。病院に電話
しました。
関先生は 前回のことを踏まえると 今すぐ胚移植(受精卵を子宮に戻す)するより次のサイクルの方が確率が上がると思うよ、って言われましたが アタシはどうしても今戻したい。
とりあえず二個の受精卵を戻して 残りは凍結しましょう、ということに。
11時過ぎに歩いて駅まで。。 山々の景色を眺めながらこの1週間を想い起こしていました。
Jちゃんオススメのパン屋に寄り、絶対行くべし!のうどんや『桃太郎』に
12時。12:30の
電車なので 急いで『鴨南うどん』をいただきました これがホントに美味しくて……
でもゆっくり味わっていられなくて かきこむように(笑)
さて 胚移植は膀胱にしっかりお小水を溜めて 子宮を押さえてくれないと子宮が見えにくくて 開始できません。
一気にペットボトル二本分以上を飲み干し ガマンガマン。
この生理現象を堪えるのが 一番きつかったりするのです…
隣の人、あまり耐えられなくて何度もナースコールでSOSしてましたもん
移植はあっという間。きちんと子宮内膜に受精卵が入っているのをがエコーで確認します。受精卵を通したカテーテル内にも卵が残っていないことを確かめて終了。20分そのまま安静に。。そのあとやっとお手洗いにいけます。
限界です×××
このあとは毎日 黄体ホルモンを補充する注射または座薬で カラダを妊娠中の状態にします
これは近所の病院
『たてレディースクリニック』に紹介状を書いてもらって 通うことにしました。朝9時に注射を打ってもらい10時から仕事。このリズムで
続け、運命の判定は29日。はやっ!!
なんとなくムカムカ来てますが 何の影響かはわからないのでとりあえず
ドキドキの毎日です。
みんなの応援をいっぱい受けているので 着床してて〜!と祈るばかり。また報告しますね!