生があれば死も必ずあります。
生を受けた時から死に向かっているのですから。
アタシは死を不幸とは思いません。葬儀会館『ティア』の富安社長の本を読ませていただいて、講演会にも参加させていただいて『死』への恐怖がなくなりました。
いかに自分らしく生きるか。
どんな死を迎えたいか。
Yさんのお父様は数年前からガンと闘ってみえました。(住まいは兵庫県)昨年秋から自宅療養が始まり、テルミー療法と共に治療に向き合いたいと姫路の先生から出張でかけていただき、ご家族が会員になられ毎日のようにテルミーをかけておられました。
アタシもよく相談を受けていましたがガンの方は初めてで戸惑うこともありました。しかし、父の脳動脈瘤の経験から『ガンを治そうとではなく、いかに気持ちよく撫でるテルミーができるか』を常々お伝えしてきました。
お父様はテルミーが本当に好きで最期の最期までご家族は毎日毎日テルミーをかけてみえたそうです。
ここでYさんからのメールを転記させていただきます。
『いろいろ相談にのって頂き、心強かったです。なによりテルミーに出会えたことに感謝です。ほんとにほんとに、ありがとう。
自宅で看取ることにしたので、自然にまかせ(途中、ぐらついたこともありました。何度も家族で話し合いました)積極的延命措置はとらずに、家でおだやかに息を引き取りました。私もここ6週間通い、孫たちも代わる代わるおじいちゃんをはげましました。通夜の夜、4人の孫(大学生から中学生)がず~っと棺のおじいちゃんをのぞきこんで、自然に過ごしてるのを見て、父は幸せな人だなあと思いました。テルミーは気持ちいいなあ、何はなくてもテルミーはやってと言ってました。
何より、痛みがなく、過ごせたことが一番でした。我慢強い父でもやはり最後声が出せなくても、苦しいとしかめつらになると思う。でも、最後まで痛み止め、カルナールとかいう軽い一般的座薬を軽い訴えの時2回ほど使ったくらいで、モルヒネとか一切使わずにすみました。。痛みを見るのはつらいと、案じていたので、ほんとに安らかでした。顔も痩せたけど、ほとんど変わらない。。チューブや管にもつながれない看取りでした。。
マッキーのメール、嬉しくて実家に転送しました。泣いていました。ありがとう。ありがとう。』
お父様の体は、とてもきれいだったそうです。
ずっと寝たきりで、辱そうもできず、手もピアニストみたいとヘルパーさんに褒められるくらいだったとか。
テルミーをかけている方は死後硬直が遅いとききました。Yさんも『いつまでも温かく、やわらかだった』と仰っていました。
アタシ自身 テルミーを介してYさんのご家族と共に過ごしたように思っています。
そしてテルミーでこんなに素晴らしい家族の絆を見させていただき 死に向き合った時テルミーが家庭でどういう役割を果たしていくか、、とても貴重な経験をさせていただきました。
おだやかな最期を過ごして ご家族に見守られながら旅立たれたお父様に心からご冥福を申し上げます。