さて、パソコンも退院した事だし、サクサクっと報告行きましょー!

最終日は伊藤吾子先生(東京医科大学病院 皮膚科、アトピー外来)の『こころと皮膚をつなぐテルミー』の講義でした.

皮膚は全身を覆う臓器です.皮膚だけでなんと3kg!全身の14%にもなるんですね.脳でも1,4kgなんですから、皮膚ってすごく興味深い.人によって皮膚の厚さは全然違います、あたしなんか、皮膚はすごく丈夫で厚いからちょっとやそっとのケガや荒れも回復が早いし、日焼けしても痛くもならないし、、、だから平気で紫外線に向かってしまうcoldsweats02.gifシミは怖いんですけどsweat01.gifコレからの季節、乾燥で手荒れやあかぎれの方増えますよね..アトピー専門の吾子先生のお話、お肌のトラブルが気になる人に参考になれば、と思います!

皮膚は下界と自分のカラダをつなぐとっても大切なところ.その皮膚には6つの役割があります.

①体外保護作用→クッション作用で衝撃から守ってくれます、体液が外に出ないし、水に入ってもカラダの中に入ってこないバリケード作用、弱酸性...バイキンやウイルスをやっつける抗菌作用、異物除去...浅く入った刺などは皮膚が外へ排除します、水分コントロール、光線の防御...紫外線はいいものも有害なものもありますが皮膚が光を吸収、散乱させてガンなどにさせないように働きます

②体温調節作用→血管の収縮によって調整します

③知覚作用→痛み、かゆみ、冷たいなど脳に伝達します...糖尿病は全身の血管、神経の働きが悪いのでケガもしやすく、バイキンも入りやすいです

④分泌排泄作用→ニオイ、汗などによって老廃物を外に出します

⑤吸収作用(毛穴)→アレルゲンを吸収、薬、テルミーなども毛穴から入ってくる

⑥呼吸作用

上記の作用がうまく働かなくなっていろんな症状が出るという事が分かりますよね.しかもこれってだいたいテルミーで応援できる事です.血管の収縮が促されるので体温調節がうまく働くのも、刺が刺さった時もテルミーするととっても早く出てきます.テルミーをかけると分泌がよくなって老廃物を排出しやすいのもみなさんご存知の通り.テルミーと皮膚のつながりは密接!

皮膚=ココロです.

冷や汗をかく、ほほが赤らむ、手に汗をかくなど、ココロの状態が皮膚に表現されますよね.手を握ったり、ハグをしたり、ココロの安定にも皮膚のコミュニケーションがあったり、掻いたり、たたいたり洗ったり.こすったり...無意識でも日常に皮膚は自分のココロと隣り合わせにいます

精神病、ストレスによる抜毛癖(自ら毛をむしってしまう)や、人工皮膚炎(リストカットやタバコの火を押し付ける)寄生虫妄想(自分の皮膚に何かいると思い込む)など、これもココロと皮膚がつながっていることがわかります

皮膚の病気として円形脱毛がありますが、これはストレス病ではありません.自己免疫性の疾患!引っ越し、転職、人間関係などで知らず知らずのココロの変化によって免疫が落ちていて、自分の髪をも敵だと認識して抜けるそうです.ストレスが引き金にはなりますが.また、アトピー性皮膚炎.吾子先生自身も幼い頃、ひどいアトピー肌だったそうです.乳児の場合、乳児湿疹だと区別がつきにくいですが、顔、首から全身にで足り、長期にわたる症状はアトピーかもしれません.食物要素が大きいです.学童時期の子はかきこわしがひどくなります.大人のアトピーは乾燥、ストレスからの因子が大きいです.顔などにひどく出ると対人関係にも支障が出てきます.人に会いたくない、いじめの対象になるなどからアトピーと鬱は発症率の面で関係性が高いのです.

また、かゆみのイライラを痛みに変えようと強くかきこわしてしまうこともあります.アトピーのある人は掻く力が他の人の3倍!ひと掻きで出血するくらいです.

そういったときにテルミーの刺激はどう関わっていけるのでしょう

気持ちよさというのは、脳やココロに届きます.皮膚をなでて、テルミー熱の入った皮膚は免疫力が上がります.皮膚の弱い人、ココロが弱っている人こそ日頃からテルミーをかけてほしいですねheart04.gif直接的な効果だけじゃなく、テルミーは人柄、人のぬくもりを感じる事ができます.これが相手に伝わりリラックスでストレスを取り除くお手伝いができるんです.ココロの癒しですね.肌が炎症しているときはこすらずやさしく吹き付ける.全体にする事で、皮膚のトラブルの予防、スキンケアになるのです!

ドライスキンはたくさんの皮膚炎の根源...sweat01.gifケラチン(粘土質)とセラミド(レンガ)が崩れ落ちてアレルゲンが容易に入り込みかゆみや炎症を引き起こします.かゆみ対策として保湿剤で守る事.ワセリンやクリーム、乳液タイプのものや、角質を溶かす尿素の入ったものまでいろいろあります.ただ、これは予防です.皮脂欠乏性湿疹というのはいくら保湿しても治りません.保湿をしておく事で拡がりをおさえることはできます.保湿剤は少しのステロイドと組み合わせて、ステロイドの使い過ぎを防ぐ事にもなります.こすりすぎない!洗いすぎない!も大事.

ステロイド/これって怖い...って言うイメージありますよね.でもどう怖いのかご存知ですか?

副作用が最も怖いのは全身の内服や長期、多量投与した時です.

易感染症(炎症、免疫のどちらも抑えてしまうのでカゼが肺炎になるなど重症化しやすくなる)、糖尿病、胃潰瘍、中心性肥満(ムーンフェイス)、骨粗鬆症(ビタミンBを壊すため)、副腎ショック(急にやめた時にホルモンの機能が追いつかず低血圧、心臓疾患、呼吸停止などがおこる)

アトピーの場合は局所に使用しますので、副作用としては易感染症(ニキビやバイキン性のイボなど)、皮膚が薄くなる、毛細血管の拡張、多毛などですが.どれについても炎症が治っているのに塗布することで起きる事です.ステロイドは効力、部位、年齢によって使い分けることで、ただ副作用が怖い!という認識だけでなく上手に併用してほしいと話されました.

皮膚の健康は、ココロ、カラダ、脳の健康に繋がるのです.

過信はしないでテルミーと医療とを併用して続けていく事が大事ですね.あたしも丈夫だと過信している自分の皮膚もテルミーしながらいたわってあげなきゃな〜confident.gif
無事に三日間の研修を終え、みんなと仲良くなりすぎて、離ればなれになるのがすごーーーーく寂しかったけど、最後に記念写真を撮ったりして楽しかった!みんな心機一転して各地でがんばっている事でしょうup.gif


また来年参加できますように!

この後あたしは麻布のGさんご夫婦のお宅へ向かいました.そこで1泊させてもらって、いよいよ翌日は念願のカリスマ?テルミー師の興梠先生の施術を受けにいきます.

という訳で次回こそ、興梠先生のテルミー報告を!待たせてる???(笑)